住宅ローンの『一部繰り上げ返済』で気を付けること
なかなか減らない住宅ローン。。
このまま35年も払い続けるのか。そもそも続けられるのか・・・
そんなことを考えてると鬱病になりそうになるので
毎月の返済は口座の引き落としで基本ほったらかし。
ローン残高をチェックしても減るわけじゃないので
あまり見てないけど久々にチェックしたら
やっぱり全然減ってない!!\(^o^)/
ふと返済計画を見てみると・・・
「一か月にこんなに利息を払っていたのか・・・」
「毎月あんなに払ってるのに元金が全然減ってないではないか・・・」
銀行にお金を貸してもらったのはありがたいけど
リアルな利息の金額を見て改めて無駄な金だなぁと思ってしまった。。
もともと家を買うときには、『住宅ローン減税』が10年あるので
その適用期間内は無理して返済しないで
自由になるお金を手元に置いておきたいと考えていた。
住宅ローン返済のせいでいろいろなことを我慢して
いざローン完済して、「やりたかったことをやろう!」と思っても
その時いくつだよとか、健康や体にも支障が出てるかもしれない。。
そんなんじゃ何のために家を買ったのかわからないので
問題はとりあえず先送りにして今を楽しもうと決めていた。
そんな考えで4年が経過して自分の資産状況を今一度整理してみると
我慢せず生活してきたつもりでも
基本貧乏性の自分にめいっぱい使いきれるわけもなく
普段使いの口座以外の貯蓄口座に置いておく金額を見直すことで
少し返済に充てても大丈夫なんじゃないかと思い始めた。
どうせこのマイナス金利時代に銀行に預けておいても増えるわけないし
それなら繰り上げ返済して利息を減らした方がよっぽどマシじゃないかと。
ということで『一部繰上げ返済』てのをまじめに検討してみることにした。
検討にあたって気になるのが、繰上げ返済するとローン残高が減って
住宅ローン減税の適用額が減ってしまう事で逆に損しないのかという事。
10年経ってその時に手元にお金が残っていたら返済に充てよう
そう思ってお気楽にやってきたけど
『10年間お金を貯めてフルに住宅ローン減税を適用する』のと
『10年間少しずつ繰り上げ返済をして残高を減らしていく』場合とで
結局どっちが得なのよ!というのを自分のケースでシミュレーションしてみた。
■シミュレーション結果
リアルな条件を当てはめて11年間のシミュレーションを実施。
自分の場合は10年間繰上げ返済せずお金を貯めて
住宅ローン減税が終わった11年目に
ドカンと返済する方が約20万円ほどお得な結果になった。
借入額が大きい場合(住宅ローン減税の上限を超える場合)や
借入金利が高い場合(1%以上)は結果が変わってきて
住宅ローン減税の適用期間内でも
毎年コツコツ返済していった方が総返済額が低くなるという結果も出た。
■まとめ
住宅ローン減税の適用額は借入残高(4000万上限)の1%なので
銀行から金利1%未満でお金を借りてる人は
繰上げ返済せずに10年間貯めて11年目に一気に返済する方が有利。
一方で、借入額が多くて、金利が高い(1%以上)ほど繰り上げ返済をすべき。
ただし、それぞれの条件によって結果は異なるので
シミュレーションをして自分にとってどちらが有利か確認するのをおすすめします。
ま、結局のところ問題は11年目にドカッと返済できるほど
お金がたまっているかということなんだけれども。。。はぁ~長い道のりだ。