最終日に『みんなのミュシャ展』へ行く無謀 @渋谷Bunkamura
『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへー線の魔術』の招待券が手元にあったので
そのうち行こう行こうと思っていたら、ついに9/29(日)の最終日になってしまった。
普段から結構客が入る催しなのに、最終日に行くとは何と無謀なことか。。
でも、せっかく招待券があるので行かないのは一番もったいないということで
混んでいてもなんでもとにかく行ってみることにした。
Bunkamuraの会場はそれほど広くないので、混雑してるだろうなと思いきや
案の定チケットを買うのにも長蛇の列が出来ていた。
チケットを買えたら、今度は入場の列に並ぶ。
自分はチケットを持っていたので、最終日の15時過ぎでもそれほど待たずに入れた。
ちなみに通常のチケットは大人1600円で、オンラインでも買える。
これがQR決済とかだったら、わざわざチケット列とかに並ばなくて済むのになぁ…。
早速中に入ると案の定大渋滞!
もともと緻密で小さめのミュシャの作品は、足を止めてじっくり見入る人が多く
作品の前に人だかりが出来がち。
仕方なく2列目、3列目から何となく眺めつつ
『リトグラフ(版画)』以外の直筆画や習作を中心に見ていった。
ミュシャ言えばアール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーで
今回はその『影響力』についてフィーチャーした展覧会になっている。
具体的にはミュシャの影響を受けた各国のデザイナーの作品や
日本のマンガ家たちの作品を並べ、彼らに与えた影響について
オリジナルの作品と比較することで
改めてミュシャの影響力の偉大さを感じようといったような趣旨だ。
この試みは今でのミュシャ展にはなかったので、なかなか面白かったが
やはり本物と見比べると見劣りしてしまうのはやむを得ず
その影響力は察することが出来ても、宣伝用ポスターやジャケットなどは
あくまでパロディレベルのものが多く、アートとしての見ごたえはない。
マンガ家の作品にもその影響を垣間見ることは出来ても
やはり本物を比較するとどれも見劣りしてしまうものばかりだった。
2017年3月~6月に開催された、『スラヴ叙事詩』を展示したミュシャ展が
素晴らしすぎたので、それと比較すると個人的にはかなり物足りなさを感じた。
もっとも、『スラヴ叙事詩』がスケール的にもメッセージ的にも凄すぎたからかも。。
今回の展示作品、展示会場、写真スポット、物販の混雑具合など
どれをとっても個人的には少し残念だった今回の展示会。
招待券で行っておいて文句言うなという感じだけど😅
それにしても、いつかまた『スラヴ叙事詩』日本に来ないかなぁ。
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