昨日のこだわり今日のしあわせ

製品やサービスへの独自のこだわり、日常生活での素朴な疑問や、非日常の旅行経験などを勝手気ままに紹介していく自己満足完結型雑記ブログです。

National(Panasonic)製 壁埋め込みスイッチの故障と修理をやってみた

我が家は築18年ほど経つのでいろいろとガタが出始めていて

昨日ついに洗面所の照明のスイッチのON/OFFに支障が出たので

自分で応急処置をしたのでここで紹介しておきます。

同じタイプのスイッチが壁についている家はたくさんあると思うので

参考になれば幸いです。

 

症状:壁のスイッチの効きが悪い(押した後の戻りが甘い)

原因:おそらく経年使用によるバネのヘタり(この時点では推測)

対応:とりあえず中を確認して出来るなら自分で修理する

機種:National(Panasonic) コスモシリーズ ワイド21

 

■スイッチ外装の分解

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我が家の洗面所のスイッチはこのような形状をしていて

OFFの時に緑に点灯するホタル灯が入っています。

ではまずは外側の枠を外します。

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上から見て枠部品の合わせ面があるので

そこに爪などを入れて思い切って手前に外します。

樹脂バネでパチパチはまっているだけなので簡単に外れます。

外すとこのような感じです。

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次にスイッチ部分を外します。

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写真のように手を掛けて、親指の方を軸にスイッチ部分を

めくりあげるようにすると簡単に外れます。

水平してスイッチを外そうとすると固いので

本のようにめくるようにして外してください。

 

■スイッチの構造

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外装部品を外すとスイッチの内部はこのようになっていて

この場合は『洗面』のスイッチが一つなので

スイッチユニットは中央に一つ入っています。

水色の部分が実際の可動部になります。

2連、3連の場合は当然このスイッチユニットが2つ、3つ入っています。

 

まず故障個所であろうスイッチ可動部の内部を確認します。

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水色(もしくは黄色)部上の方にある隙間に

カッターなど先端の薄いものを差し込み手前に引き出します。

水色(もしくは黄色)の左右に樹脂の爪があり

そこがスイッチ本体と嵌合しているので外します。

この時、内部の板バネが割れている場合に

ポロッと落下する可能性があるので気を付けて外します。

外すとこのようになります。

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■故障個所の確認

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外した水色(もしくは黄色)の可動部品の内側は

金属の板バネとその下にスライド機構を持った小物部品が実装されています。

我が家のスイッチの故障個所は案の定この板バネの破損でした。

ばね用ステンレスの耐久を超えて金属疲労が蓄積した結果だと思われます。

特にこの洗面所の照明スイッチはトイレ以上にON/OFFする機会が

ある場所なので、最も使用回数も多く一番先に壊れるのも納得です。

 

念のため、スイッチユニット本体に故障が無いことも確認しておきましょう。

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水色(もしくは黄色)の可動部を外して

スイッチ本体のシーソースイッチがむき出しになった状態で指で動作を確認して

正しくON/OFF出来ればユニット本体には問題はありません。

 

■応急処置①

さて、ここからどうしようかということになりますが

取り急ぎの応急処置として、別のスイッチから可動部を移植することにしました。

我が家は家の中に同じ仕様のスイッチがたくさんあるのですが

殆ど使っていない、というか一度も実用目的で使ったことのないスイッチもあり

そこから可動部の部品を借用することにしました。

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その間に修理用の部品を手配することにします。

 

修理用の部品はこちらになります。

パナソニック PANASONIC [コスモシリーズワイド21 埋込スイッチB]

パナソニック(Panasonic) ワイド スイッチ WT5001
 

 

スイッチユニット本体に問題が無いことが確認できているので

今回はこの部品の水色(もしくは黄色)の可動部を取って同じ要領で交換します。

ちなみに、水色と黄色の違いはスイッチの電気的仕様によります。

 

水色:型番WT500(スイッチ1カ所でON/OFFするタイプ)

黄色:型番WT5002(スイッチ2カ所でどちらでもON/OFF出来るタイプ)

※色の違いが本当にそういう意味か、最近の仕様がどうなっているかは不明です。

 詳細はこちらでご確認ください。

コスモシリーズワイド21 | 商品ラインアップ | スイッチ・コンセント(配線器具) | Panasonic

 

どちらのスイッチも可動部の構造は共通になります。(違いは色だけ)

今回はスイッチの可動部内の板バネの破損交換なので色はどちらでも良く

安い部品を手配して部品取りにします。

しかし、ユニット部はこんなに安く帰るんですね。驚きです。

 

■応急処置②

ネットでポチった部品が到着するまでの応急処置の方法として

破損した板バネの下にクッションを入れてみました。

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要はばねのような効果を出せるものを仕込んでおけば

とりあえずは使えるようになるということです。

但し、スイッチの感触や本体側ユニットの故障の懸念があるので

あくまで正規部品が届くまでの暫定対策ということになります。

 

今回はスイッチの故障の対処法についてまとめてみました。

電気屋さんを呼んだら人件費を含めていくらかかるのかわかりませんが

200円ちょっとで自分で修理できるとは何ともありがたいですね。

但し、配線などをいじる場合は『電気工事士の資格』が必要なので

くれぐれもご注意ください。