2019台湾南部訪問日記 〜Amazonで出発前調達の『台湾DataSIM』が驚異のコスパ〜
『台湾花磚(タイル)博物館』へ行く前に通信環境の話を少し。
これまでは、海外に行くときはポケットWi-Fiを事前にネットで申し込んで、
空港で借りていたのだが、これが地味に面倒くさい。
何が面倒かというと…
①出発前の空港での受け取りがだるい
②機内持ち込みが必須
③現地での持ち歩き(デカくて重い)
⑤通信料をいちいち気にする必要がある
⑥付属品等を無くさないようしっかりと管理
⑦借り物なので本体の扱いは丁寧に
⑧帰国後の空港での返却がだるい
という具合である。
もちろん個人の価値観や考え方感じ方によってそれぞれだろうが
何度か使っているうちにこんな風に感じるようになっていた。
レンタルのWi-Fiは、とにかく安くて現地でもスイッチONで接続するだけと
非常に手軽でいいサービスなのだが
それ以上に安くて便利なものを体感してしまったのでここで紹介しておきたい。
それは、国内で調達できる『海外のローミングSIM』である。
こんなもの昔からあるし、多くの人が使っているものだとは思うが
前提として手持ちのスマホが渡航する国のバンドをサポートしている必要がある。
それによって使用できるか否かが決まるため
誰でも使えるわけではない点に注意が必要だ。
ちなみに自分がこれまで使っていた『g07』というマニアックなスマホは以下の通り。
■g07の対応バンド
3G:Band1(2.1GHz) / Band6(800MHz)/ Band8(900MHz)
4G:Band1(2.1GHz) / Band3(1.8GHz) / Band8(900MHz) / Band19(800MHz)
思いっきり日本向けの仕様になっているため
ポケットWi-Fiを借りて行くしかなかった訳だが
新しいHUAWEIの『P30 Lite』は対応バンドが比較的多く
中国のメーカーだけあってアジアには強い対応バンドになっている。
■P30 Liteの対応バンド
3G:800/850/900/1700/1900/2100
4G:Band1(2.1GHz) / Band3(1.8GHz) / Band5(850Hz) / Band7(2.6GHz) /Band8(900MHz) / Band18(800MHz) / Band19(800MHz)/ Band26(850MHz) / Band28(700MHz) / Band41(2.5GHz)
台湾はBand1/3/7/8/28/38/41対応なので『P30 Lite』ではほぼ4Gで使える事になる。ハズである。
事前にAmazonの口コミを参考にこちらのカードを出発の4日前ほどに注文したら
ギリギリ出発前日に届いて無事に旅行に持っていく事が出来た。
このSIMは現地でアクティベートした日を1日目としてカウントして
5日目の午後11時59分59秒で終了するとの事で
今回は全工程で5日間だったため高雄の空港に着いた直後から使い始めて
失効する前に帰国便に乗る形となった。
カードサイズに合わせて切り取ればよい。
APN等の設定に関しても日本語の取説が付属していて
その通りに設定擦ればつなぐことが出来る。
自分は飛行機に乗ってから機内でSIMカードの挿入とAPNの設定をしておいて
着陸後に早速電源を入れたらすぐにプッシュ通知が届き始め
無事に接続を確認することが出来た。
気をつけたいのは『SIMスロットを空けるための工具』を忘れてはいけない。
もちろん細い棒があれば空けることは出来るが
探すのが面倒臭いので出発前に手配したSIMカードと一緒にしておくことをお勧めする。
使ってみた感想としては、当たり前だがスマホだけになるので快適極まりない。
今回は高雄周辺での移動だったが常時4G接続で3G表示を見かけたことはなかった。
速度も十分に出ていて実使用には全く支障なく国内で使っているような感覚である。
おまけにデータ通信無制限でテザリングもOKと来ているので
PCを持っているビジネスマンなんかにも重宝することは間違いない。
何といってもホテルでの充電がスマホ1台で済むというのは
USB充電機器が増えてきた昨今地味にありがたい。
ちなみに値段は、この5日間データ無制限SIMがAmazonで税込620円なのに対して
4Travel経由のGlobal Wi-Fi 5日間(データ300M/日)で税込600円。
データを使わない場合はポケットWi-Fiの方が安くつくことになるが
使い勝手とデータ無制限が20円差で手に入るなら
スマホのバンドさえ対応していればSIMの事前調達一択だろう。
※自分が購入したときはAmazonで620円(株式会社ワイズソリューション販売)が最安でした。現在は630円(LE WANG TONG ENTERPRISE販売)が最安の様です。
以前は現地空港で現地SIMを買ったりしていたものだが
パスポート情報を提供する必要があったりと多少の抵抗はあった。
それが最近はAmazonや空港の自販機でも手軽に買うことが出来るようになり
スマホのバンドさえ対応していればSIMを入れて使う方が
利便性もコスパもいいということを身をもって体感出来た。
海外へ渡航予定がある人は自分のスマホのバンドと渡航予定国のバンドをチェックして
対応するSIMカードが入手できるどうか事前に確認してみてみてほしい。
各国のバンド調査はこちらで
List of LTE networks - Wikipedia
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