中山公園散歩からの『不在書店』訪問 中国厦門
遂に厦門滞在も最終日。この日は朝から天気も良かったので
気になっていた中山公園の近くの『不在書店』へ行ってみることにした。
なんとも不思議な名前のこの店は、閑静な住宅街の中にひっそりと佇むカフェで
蔵書を読みながらお茶などが出来るらしい。写真で見た感じ雰囲気が良さげ。
まずはホテルから廈門軌道交通1号線の『鎮海路駅』から一つ目の『中山公園』で下車。
地下鉄出口の前に中山公園のシンボル?らしきゲートがそびえたつ。
地元の観光客もうろうろしている。中に入ると『天下為公』と書かれた
大きな岩が池の真ん中に立っている。
中国の古典「礼記」の一節で、 「天下は権力者の私物ではなく
公(そこに暮らす全ての人々)の為のものである」という意味らしい。
この公園の中には気が沢山植えられていてその下の日陰では老人たちが
トランプやゲームに勤しんでいる。アクティブシニアのおばちゃんたちは
ダンスなどで体を動かしていかにも健康的。
中山公園の園内の歩道を散歩しているとこんな光景であふれている。
公園の西側にある門を出て目的の『不在書店』を探す。
でもその前に小腹が空いたので、近くにあった小吃屋に入って『春巻』を食べる。
ここの春巻きはいわゆる日本の揚げ春巻きではなくて
生地に具が巻いてあるいわゆる生春巻き。
シンガポールにもあった『ポピア』に似てるなと思って調べたら
どうやらルーツは福建だったらしい。
中の具はあったかくて結構ボリューミーなので一人一本食べれば結構満足。
現金で支払いを済ませて地図を見ながら住宅街の奥地へ。
周りの家は見た目高級住宅街でいかにも金持ちが住んでそうな家や高級車ばかり。
そういう地域なのかなと思いながら書店を探すと
いきなり周りに草が生い茂った建物を発見。
中国語で『不在书店』の看板。しかし門が閉まっていてまだオープンしていない様子。
ちゃんとしたホームページは無くて、『微博(Weibo)』にページがあるだけ。
https://m.weibo.cn/u/2636129733
ちなみにこの店の向かい側には保育園がある。
営業時間の情報もなかったので、子供たちを眺めながらしばらくそこで待っていると
3Fのエアコンが付いていることに気づいた。
中に人がいてオープンの準備でもしてるのかなと思って30分くらい待つも
一向に開かず、午後二時には空港にいないといけないので
サクッとあきらめてホテルに戻ることにした。
帰り際に結婚式の写真集の撮影クルーを発見。
高級住宅地で小ぎれいなので写真撮影にはもってこいの様子。
この時11時頃だったのでまた中山公園の中を通って
ホテル向かいのおなじみ『中華城』で最後の食事を調達して
ホテルでシャワーを浴びてから空港に向かうことにした。