インプラントの不安と恐怖! 埋入から3年経過した状態と心境
まさか自分がインプラントをやるとは思いもしなかった・・・
『インプラント』はだいぶ身近になってきたけど
いざ施術するとなると骨に穴をあけてボルトを埋め込むとか怖すぎる。
少なくとも自分はそうだったので、そんな方たちのために
自分が経験から得た知識や気を付けるべきことどを紹介していきます。
これから施術を考えている人の中で、もし少しでも不安や恐怖を感じている人がいればぜひ読んでみてください。
お医者さんをはじめいろいろな人の意見を聞いて納得してから施術を受けましょう。
この記事がそうした施術前の不安や恐怖を少しでも和らげることが出来れば幸いです。
目次
■インプラント治療をすることになった原因
思い起こせば3年前の秋。食事中に奥歯の詰め物がとれた時の事。
取れたのを気づかずに咀嚼してて、たまたま前歯でそれを噛んでしまったときに
「電流が脳天を突き抜けた』ような衝撃を感じた。
その瞬間は何が起こったか理解できず、
食べ物に小石でも混ざっていたか?と思ったけど
口から食べ物を出したときに奥歯の詰め物を前歯で噛んでしまったことに気づいた。
「またとれたかー」「歯医者行くの面倒だな」くらいに思いながら逆の奥歯で食事を続けて
翌日に歯医者に行って取れた詰め物をセットしなおしてもらった。
これで一段落と思っていたけど
1週間後くらいから詰め物を噛んだ左前歯の上の根元のに違和感を感じ始めた。
もともとその歯は虫歯の治療済みで神経が無くて
クラウンでセラミックの義歯が装着されていた。
2週間くらい経過したときに腫れがひどくなってきて
常に熱を持った感じだったので鏡を見て上唇を持ち上げてみると・・・!!
白い嚢胞が歯茎の際から4㎜ほど上にぷっくりと出来ていた。
サイズにして直径2㎜くらい。
『ジンジン』痛む原因がこれだってわかったんだけどそれほど驚きはなかった。
なぜかというと、昔同じような状況を同じ歯で経験した事があるから。
■虫歯による前歯の治療
その時の話を少し。
遡ること大学時代。こともあろうに前歯が虫歯になり
痛みが無かったのとあまり目立たなかったので気づくのが遅れてしまった。
歯医者に駆け込んだ時には結構奥まで虫歯が進んでて
診断の結果虫歯を全部取ると歯の強度が不足するので
歯を全部取ってしまって差し歯にしますと告げられた。。
人生80年時代に生まれてまだ20年も経っていなかったのに
自分の歯が『義歯』になると言われてその時はそれなりにショックだった。
医者からは、義歯の材料として樹脂とセラミックの2種類あると説明を受けた。
樹脂は保険がきくけど、ある色の中から近いものを選ぶだけ。
しかも経年で黄ばみが出たりして寿命も短い。
一方でセラミックは自分の歯の色に合わせて作れるし変色もないけど、
保険がきかずに値段も樹脂の数倍するとのこと。
これから長い間使うことになるし
顔の一部とも言える左前歯だったので納得のいくものを作ろうと
高いけどセラミックを選択した。
価格的には確か8万くらいだったかな。貧乏学生にはキツかった!
高価なだけあって色味や質感は良好で見た目的な意味では納得のいくものが出来た。
しかし!神経を取った時の治療に問題があって後々問題に。。
これは明らかに医療ミスだったんだけど、そんなの自分で気づくわけもなく
そのまま大学を卒業した。
■医療ミスによる歯根嚢胞発症
社会人になってからその歯の上の歯茎のあたりが妙に腫れることがあったりして
神経抜いた治療のせいで違和感があるのかなとずっと思っていたけど
実際には歯根の根元に膿がたまっている、いわゆる歯根嚢胞というのが出来ていた。
歯根の根元に膿が溜まると歯茎に向かって膿の経路を作って歯の根元の歯茎に嚢胞を作る。
これが破けて歯根からの経路が開通すると外部に膿が排出されて
その後腫れが治まるのが腫れてから落ち着くまでの一連の流れ。
こんなことが数ケ月に一回くらいの周期で起こって
その都度嚢胞の周りを歯ブラシで押したりして膿を外部に出してたんだけど
ある時歯医者に行ったときに大学の時の治療跡をレントゲンで見てもらったら
「治療ミスですね」と言われて衝撃を受けた。
なんでも歯の神経を抜くときに開いた穴の歯根の根元の方に穴を埋める材料が完全に詰まっていなくて僅かに空間が残っているとの事。
この僅かに残った空間で菌が繁殖して歯根に嚢胞が出来たのが原因らしい。
ここで定期的な腫れと嚢胞の謎が解けた訳なんだけど
大学時代からあまりにも時間が経ちすぎていたので
当時の歯医者に文句をいうどころではなく
見つけてもらった歯医者で早速再治療をすることになった。
まずは神経を抜いた穴を開けなおして
奥まで消毒して菌を取り除いた状態にしてから改めて詰め物をする。
この治療の後はすべて順調に回復して歯根嚢胞の再発もなかった。
詰め物を前歯で噛むまでは・・・
次回は取れた詰め物を噛んで、嚢胞が再発したところからお話します。
つづく