インプラントの不安と恐怖 ~埋入から3年経過した状態と心境~ part.2
まさか自分がインプラントをやるとは・・・
前回までのあらすじ・・・
食事中に取れてしまった詰め物をの左前歯で噛んでしまい
脳天に衝撃が走ったーーー
それから2週間程経って
詰め物を噛んでしまった前歯の上の歯茎に白い嚢胞を発見。
これがきっかけでインプラント治療をすることになるとは
この時は夢にも思わなかった・・・。
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昔の歯根嚢胞の時と同じ要領で
嚢胞の上を歯ブラシで押して膿を出そうとするも
昔のように簡単には嚢胞が破れて膿がでず腫れが引かない日が続いた。
痛くてどうしようもないというわけじゃないけど
歯茎と内部に熱を持ち続けていて
常に違和感がある状態に、今までと違う・・・と異常を感じたので
3週間目くらいににようやく歯医者に行くことを決意。
掛かり付けの歯医者を予約していつもの先生に見てもらう事に。
まずは患部を見せてレントゲン撮影をすると驚きの診断結果が。
「歯根が割れてその周りに膿がたまってますね。」
しかも、不運にも歯根に対して横にヒビが入る形で割れているとのこと。
せめて縦に割れていれば神経と同じようにヒビの部分を削り取って
膿を掻き出して埋め直すという治療法も可能らしいけど
横に亀裂が入っているので治療が極めて困難らしい。
というか完治を目指す治療としては無理だと言われた。
ということでその場で抜歯することが大決定。。。
これは正直想定外だったので結構ショックだったけど
今の状態を死ぬまで放置するわけにもいかず
腹をくくってその場で抜くことを決意した。
抜くと決めたら早いもんでこっちが動揺する間もなく
即時結成された抜歯チームはシステマチックに準備作業に入る。
問題の歯の根元前後に3~4カ所麻酔を打って待つこと数分。
早速効果が出始めてみるみる口の中の肉が固まってきた感覚。
担当の先生が来ていざ作業開始。
まずはクラウンで治療したセラミックの歯を取り外す。
そのあと土台になっていた神経のない歯根を
ペンチのようなツールでつまんで前後に揺らしながら
メリメリバキバキと歯茎から力任せに引き抜いていく。。
麻酔が聞いてるので痛みはないんだけど
頭自体がひっぱられるのですごい力がかかってるのはわかる。
神経が無く弱った歯を抜歯するのはそれほど大変じゃないようで
ものの5分も掛からずに抜歯は終了。
感覚的には2~3個くらいの破片に分かれて取り出された感じ。
抜歯後に抜いた歯を見せてもらったけど
いかにも神経がなくて死んだ歯っぽいなと感じるほど
歯茎に埋まっていた部分は『ドス黄色』をしていた。
舌で抜いた歯を探ると忽然と消えてて
改めて抜歯したんだなと実感😂
担当医曰く、このプロセスが一番神経を使うのだそう。
膿を完全に取り除かないと治療後に再発する可能性があるから。
消毒すると言ってたけど口の中なんて雑菌だらけだろうから
穴が開いた歯茎の中を消毒しても
完全に菌をシャットアウトすることなんて難しそうだなと思いつつ
もくもくと手際よく膿を取り除いて最後に消毒してから
穴の部分の入り口を縫合して今日の治療は無事終了。
今後の予定としては、この状態で菌が完全に消滅して
歯茎が健康な状態に戻るまで約3か月ほど放置する必要があるとの事。
ほえ~3か月か。結構長い。
その間にも出張とか旅行とかいろいろイベントがあるので
その間の前歯をどうするか。。
場所が前歯でなければ仮歯がないまま行く人もいるらしいけど
さすがに前歯が無いのは間抜けすぎるので
とりあえず『付け爪』のような歯のチップを整形して
両脇の歯に接着して様子を見ることになった。
自分の歯の色に近いものを選んで大きさや形状を整える。
インプラント治療までの間に使うちゃんとした義歯を作る場合もあるらしいけど
3ケ月しか使わないのにそれなりにお金も掛かるので
まずはこの方法で様子を見ることにした。
どうしても不便ならその時考えましょうってことで。
ということで、無事に抜歯が完了して
あとはインプラント埋入まで3か月の長い道のりをひたすら辛抱するだけ。
帰り際に、今まで使っていたセラミック義歯を記念に下さいといってもらった。
ただ、まだ菌がついているかもしれないので
素手で触らないでくださいとのこと。
歯の形をしたケースに入れて渡してくれたけど怖いからしばらくは封印だな。
次回は、抜歯後の歯茎の状態を見ていざインプラント埋入へ。