フェルメール展行ってきた
今日は上野の森美術館でやってるフェルメール展に母親と行ってきた。
特になんの予定も無かったし、親孝行の一環てことで。
入場時間指定の前売り券で、客がある程度は分散する仕組みになってるとはいえ、
中に入ればそれなりに混んでた。
最初に無料の音声ガイドを受け取って、耳にセットしたらいざ展示場へ。
ちなみに音声ガイドの声は石原さとみ。
最初は二階の展示室からで、ここではまだフェルメールは出てこない。
いわゆるお笑いライブで言えば、場をあっためる前説的な感じ。
どの作品も素晴らしいんだけど、多くの絵の左端に窓があって、
そこから差し込む光による明暗が描きこまれてる。
色使いは全体的に暗めで、どことなくどんよりした空気。
描かれた人たちと切り取られたシーンにはそれぞれストーリーが込められているんだけど、
石原さとみの解説が無いと、自分にはちょっと難しかった。。
ヨハネス・フェルメールは、オランダ黄金時代の画家で、
43歳の短い人生の中のため、現存してるのは35作品しかない。
真贋のはっきりしていないのも含めると37作品で、亡くなってから
その才能が評価された人らしい。
で、今回の目玉は、『牛乳を注ぐ女(1965頃)』。
これはラスボス的に一番最後に出てくるだけあって、確かに自分的にも一番良かった作品。
まず使われてる色。黄色と青の鮮やかなコントラストが印象に残る。
構図もバランス良く、テーブルの上のパンやクロスも緻密に描かれていて
青いバンダナが印象的な『真珠の耳飾りの少女』と並んで、代表作と言われてるのもわかる。
今回の展示作品は中型から小型の作品が多くて、各展示物の前には
常に人だかりができてしまうのと(これは仕方ない)、
会場が狭いせいかルートが袋小路になっていて動線が悪いせいで、
作品は素晴らしいのにちょっと環境的には残念だった。
でも、とっても貴重な作品を間近に見ることができて大満足!
フェルメール展
2018/10/5〜2019/2/3
上野の森美術館
https://www.vermeer.jp/