2019.11ネパール訪問日記 〜世界遺産『スワヤンブナート』は猿に注意〜
カトマンズの旧市街をぶらぶら歩いてようやく『スワヤンブナート』に到着。
緑の山の上に白く光るストゥーパが印象的な仏教寺院。
カトマンズ盆地が湖だった頃から丘の上にあったという伝説の寺院。
正面に位置する石の階段の参道の脇にはたくさんの猿たちが毛づくろいやケンカをしている。
食べ物を持っていたり、見えるところに入れておくと取られるので注意が必要。
急な階段を上ると頂上付近の左手にチケット売り場があり
Rs200を払ってようやくストゥーパの正面に到着。
伝説では、この寺院はヒマラヤ最古の寺院と言われていて
境内からはカトマンズ盆地を一望することができる。
ネパールのストゥーパと言えばやはり四方にあるブッダの目が印象的。
この目は『仏陀の知恵の目/ブッダアイ』と言って仏陀の5番目の眼知恵の目とも呼ばれてる。
「五眼周視 四魔怖懾」といい、五眼は悪魔を追い払うと言われてる。
五眼とは、肉眼、天眼、知恵の眼、法眼、仏眼を指し仏教の教えのひとつとの事。
ビジュアル的にはキャッチ―なので、お土産のTシャツやポシェットやマグネットなど
色々なものにモチーフとして使われている。
境内は仏教の教えにしがってストゥーパを右回りに回るのが鉄則。
なんでも、仏教経典には、ブッダに対して弟子が右肩を向けて尊敬の念を表すシーンが描かれ
右回りというのが原子仏教以来の作法らしい。
境内にはヒンドゥー教の女神の像もあり、仏教とヒンドゥー教が入り混じった
ネパール独特の多面性を観ることが出来る。
かつてイスラム教徒の侵入時に被害を受けたがその後再建されたそう。
『スワヤンブナート』はカトマンズ盆地で最も重要な仏教の聖地であることもうなづける。
山の上まで階段をの参道を上るのは少々きついが、行くだけの価値は十分にある寺院だ。
日が暮れる前に次のお寺を目指すべく、丘を折りてタクシーを探すことにする。
つづく