昨日のこだわり今日のしあわせ

製品やサービスへの独自のこだわり、日常生活での素朴な疑問や、非日常の旅行経験などを勝手気ままに紹介していく自己満足完結型雑記ブログです。

『変化の時代』に求められる能力とは?

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ビジネスセミナーから個人的に為になった話を備忘録として記録しておく。

 


変化の時代に必要な能力は『4C』と言われている。

・Communication(コミュニケーション)
・Collaboration(社内外も含めた協働)
・Critical Thinking(常識を疑い考える力)
・Creative Thinking(創造的思考)

 組織活性化のためのコミュニケーション
 異なる価値観やパーソナリティとの協働
 常識や成功体験のゼロリセット
 固定観念や前例を無視した既存の枠組み外での思考


これらを実行することが『創造性の強化』につながる。
社会人として最も成長する時期は、20代~30代(入社後10年程度)で、50代以上は経験をアウトプットして実績を出す年代と言う認識が一般的である。
しかし、環境が変化している中では学ぶ必要性に終わりはなく、年齢に関係なく成長を続ける必要がある。AIが人の仕事を奪う時代には、新技術に対応したスキルや、テクノロジーに代替されにくい能力を身に付けることが必要となる。

それが冒頭の『4C』スキルであり、人と人をつなぐスキルの重要性が増すとともに、これまでに積み上げてきた経験や知識を一旦リセットして学び直すことも必要になってくる。


また一方で、社会人としての市場価値を決めるであろう以下3点の『本質的資産の棚卸し』をする。


・信頼資産
・人的ネットワーク
・心身の健康

信頼資産は、これまでに同僚や組織にどれだけ貢献してきたか、社内の困りごとを解決するためにどれだけ力を注いできたかによって形成される。
人的ネットワークは、狭くて均質的なグループではなく、異なる世代間や、異質な分野の方々との双方向的なネットワークが重要となる。
心身の健康は、肉体と精神が健全であること。
上記以外にも自身に備わる資産があるか、また逆に負の資産になりうるものが無いかなどを一度立ち止まって棚卸してみること。


この話を聞いて全くその通りだと思ったし、同時に耳が痛い話でもあると感じた。

目まぐるしい変化に対応できないと生き残れない時代。スピード感がより重視される世の中になり、ついていけないものは淘汰されるのは目に見えている。

問題はそのスピード感についていくだけのスキルとハングリー精神を持ち合わせている人材が残念ながら少ないという点だ。実質的に会社を支配しているのはあと数年で引退するブーマー達であり、偉そうな事やもっともなことを言っているように見えて、実際は絵空事なのだ。上が強力なリーダーシップや方向性を示さない一方で、下に権限を下ろしてくれるわけでもなく一体どうしろと言うのか。

上は当てにできないので、変革は自分たちでやるしかないのだが、成長の機会を与えられず育った人は、残念ながら変革する術すら知らないのが現実だ。限られた枠の中だけで育ってきた人は残念ながらその中でしか力を発揮することが出来ない。だからこそ外に出る必要があり、自身のスキルの棚卸をやって『本当の市場価値』を知ることから始めなければならない。

これに関連して、前述の『これまでの経験を一度リセットする』という作業は大変な労力と時間を要することは間違いないが、危機感と開き直りをもってやらない限り道は開けてこないだろう。

 

さて、どのタイミングでリセットしようか。