2019.11ネパール訪問日記 〜火葬の煙が漂う『パシュパティナート』見学(後編)〜
火葬場を後にして階段を道なりに上がっていく。
観光客向け?に文字を組み合わせる土産屋が店を広げ
その先にはあたかもオレンジに塗装されかのようなガネーシャ像。
右手に寺院と複数のリンガが見えてくる。
その向かいには白い仏塔のような建物。
さらに奥に進むと、丘の頂上付近には柵で囲まれた中に数匹の鹿が飼われていた。
さすがは『パシュパティ(鹿)ナート』。
階段を下ってさらに進むと右手に『グヘシュワリ寺院』が見えてくる。
ここはヒンドゥー教徒以外は入ることが出来ない。
先ほど見た火葬が行われているバグマティ川沿いに歩いていくと
『キラテシュワール寺院』へ続く階段が現れる。
この寺院にはリンガが祀られていて、満月の日にはクラシック音楽の演奏があるのだそう。
ゆっくりと火葬ガードまで戻り、葬儀と火葬が行われている中
もう少し留まりたい気持ちもあったが、次の目的地へ向かうことにした。
ちなみにこの遺灰が流れていくバグマティ川、どういうルートをたどって
海まで流れていくのだろうとGoogle Map上で川下へ辿ってみると
蛇行を繰り返しながら南下してインドへ流れ込み、バマッティ川と合流して更に南へ流れていく。
その先でカムラ川、コシーっ川と名前を変えて、インドのカトリア付近で
かの聖なる河ガンジス川と合流することになる。
その後ガンジス川はバングラデシュ領でパッドマ川、メグナ川と名前を変えて
最終的にベンガル湾に流れ込んでいた。
途中でよく水が枯れないなとヒマラヤのスケール感を改めて実感した。
ちなみに上流の方へ地図を辿ると、北東方向へ直線距離で10kmほどで
『シパブリ国立公園』の中でバグマティ側は地図から消えてしまった。
パシュパティナート沿いに流れるバグマティ川は、その先の河口までの距離を考えると
かなり上流に位置している事になる。
この先にも川岸に数多くのヒンドゥー寺院があって
そこで無数の人の葬儀や火葬が行われていくんだなぁなどと思うと何とも感慨深い。
つづく