2019台湾南部訪問日記 〜『駁二アート特区』散策〜
小籠包食べてタピオカミルクティー飲みながら『駁二アート特区』を目指す。
500〜600mほど南西方角の港の方に歩くと遠くに赤いオブジェが見えてくる。
『駁二アート特区』とは、旧倉庫街をリノベーションした複合アートスペースのこと。
主に3つの倉庫エリアに分けられ、高雄の数少ない観光拠点として栄えている。
地下鉄『鹽埕埔站』からまっすぐ歩いてきた突き当り一体がアート特区になっていて
『誠品書店』という本屋と雑貨屋、カフェが入った店がその中心部にある。
こじゃれた雑貨や書物がコンパクトにまとめられている。
この周辺には、倉庫の壁面を使ったアートやオブジェが並び
ぶらぶら散歩するのには最適なエリアになっている。
書店前の広場には、手作り品などを売る小さな出店が並んでいたり
ダンスを練習しているチームがあったり、お祭りのように人だかりが出来ている。
アート特区の中には路面電車も走っていて、アート特区の中はもちろん
地下鉄の赤線『凱旋站』まで行くことが出来る。
まずは東側の倉庫群を観るために港沿いに東に歩いて移動した。
港沿いに無造作に立っている無人の展望台。
下にお金を入れるようになっていて、10元で上に上がることが出来る。
中は階段しかなくて、ほかに客は一人もいなくて閑散としていた。
展望台から徒歩数分で東倉庫が並ぶエリアに到着。
見た目は古い倉庫をリノベーションしていてきれいな中にも歴史を感じることが出来る。
東の倉庫を一通り見たので、次は歩いて西の倉庫へ移動。
もともとは鉄道関係の場所だったらしく、芝生の中には線路があったり
機関車のオブジェが置いてあったりする。
犬を連れた人やぼーっと本を読んでいる人など地元の人にも憩いの場になっている様子。
このアート特区は少ない観光資源を生かそうと頑張って作った感がある。
ただ、一点一点のオブジェのクオリティはそれほど高くなく
アート目的と言うよりぶらぶら散歩をしてのんびりするのに適している印象。
一点気をつけたいのは、平日だと飲食する場所が限られるので
途中のコンビニで買っていくなど準備をした方が良い。
もちろん特区内のレストランはオープンしている場所もあるので
そちらも利用できるので時間と予算があればそれもあり。
今回は訳合って、二日間に分けてこのアート特区を見学したのだが
観終わってから、二日間も来る必要はないなというのが率直な感想。
アートというとハードルが上がるので、小ぎれいに整備された倉庫街という感じだろうか。
予定では、西側の公園を西に抜けて『壽山情人觀景台』という見晴らし台に
上がってみることを考えていたが、時間がなかったのでキャンセルして
西子灣の『大碗公冰品 西子灣店』でかき氷を食べて帰ることにした。